カテゴリー別アーカイブ: 映画・DVD
イングロリアス・バスターズ
タランティーノ監督の 「イングロリアス・バスターズ」を観た。 いやぁ、実に面白かった。 特に昨年のアカデミー助演男優賞を受賞した クリストフ・ワルツの怪演っぷりはすさまじい。 オスカーを受賞した結果を疑う余地はないほどだ。 タランティーノが長い年月をかけて脚本を書いた今作、 書き始めたのはキル・ビルよりも前からだという。 それだけの長い年月をかけて練りに練っただけの濃さが この作品にはあるといえよう。 タランティーノ作品なだけにもちろん感動なんかはしない、 きめ細かく設定された物語や舞台設定、 シリアスな題材を扱いつつもたまに入れ込む悪ふざけ、 これらの要素がうまく調合されて ツウ好みな質の高い映画に仕上がっている。 これまでのタランティーノ作品がなかなか受けいれずらい人も (実際オレもタランティーノは素晴らしい!と言うタイプではない) 「イングロリアス・バスターズ」は比較的見やすい方だと思う。 少しえぐいけどオススメです。 さて、おいしいミルクでも飲もうかな。
【映画評】トロン:レガシー
久々の映画評。 ようやく観てくることができた「トロン:レガシー」。 本当はIMAXで迫力の3D映像を観たかったんだけど さすがにIMAXが近所にあるわけでもなく 仕事の合間に行くにはやはり有楽町(日劇)となってしまった。 いやぁ、それにしても面白かった。 ダフトパンクのサウンドが効果的なのかもしれないけど 2時間が本当にあっという間だし、 流れるような爽快感と映像美は現実逃避にもってこい。 物語の設定がコンピューターの世界ということもあって まさしくマトリックス、俺の一番好きな設定なのだ。 メインプログラムに抵抗するマイノリティがいたり、 ちょっとした権力をもつ独立したプログラムもいたり、 観ているだけでもマトリックスの興奮が甦ってきた。 常に暗闇の中で暮らすプログラムは太陽を知らない。 マトリックスでも現実世界では太陽が存在しない。 人間にとって太陽の存在は非常に重要なものであって、 光のないコンピューターの世界との明暗のギャップが 現実と非現実世界を描き分けるに丁度よいのかもしれない。 もし明日太陽が昇らなかったら、 おそらく皆パニックになるだろう。 つきつめて考えるとやはり人間というのは 地球に生かされている、宇宙に生かされている と思わざるを得ない。 話がだいぶそれたけど そんな深いことを考えさせられる映画でした。 「映像はすごいけど。。」としか評価できない奴は なんて創造力が乏しいんだ! と言ってやろう。 子供の頃はよく未来を描いた映画がたくさんやっていたけど いざ大人になってみたら、 未来の映画を描くクリエイターがすごく少なくなっている。 日本の映画監督はチンカスばかり。 「いいお話」なんてのは大人にとっては深いかもしれないけど 子供にとってはたいして夢や希望も与えられない。 暗い現実的すぎる政治や経済の予想をしているヒマがあったら 見たこともないような夢のような未来世界を描こうや。 未来という言葉にはもう1つの隠れた意味がある。 それは「希望」だ! 暗い未来なんて実は存在しないのだ。 トロン、夢をありがとう!
【映画評】キック・アス
前に試写会で観ておきながらレビューしそびれ。 映画「キック・アス」です。 日本では公開がされないかもしれなかったという噂を聞いたが、 それは決して面白くないからではない。 映画自体は面白いのだ、最後なんてホッとしてしまうし。 適切な言葉で表現するのが難しいが、 これは100%大人が観る映画であり、 間違っても良い子と教育ママは観てはいけない映画なのだ。 パパと息子が一緒に仲良く観に行くなんてもってのほか。 つまり、そのターゲット層だけは観てはならないけど それ以外の映画好きは観に行くべきだということ。 掟破りでもあり、激しいシーンは多いけど 物語が終盤に進むにつれて、ファンタジーなのかリアルなのか いや、ゼロファンタジーなのにリアルが若干ファンタジーに見えてくる。 まあよくわからないけど、 そういうなんかうれしい達成感で映画を見終えることができる。 ちょっと普通の映画にあきた人には最適すぎ。 まさに、今年の冬をキック・アスされた映画と言えるでしょう。
【映画評】ウォール・ストリート
金曜日、FOX試写室で「ウォール・ストリート」鑑賞。 最初に言っておくけど、 旧作「ウォール街」 は予習しそびれての鑑賞となる。 結論から言うと 「とてもテンポがよく斬新な見せ方でなかなか面白い」。 サブプライムローン問題とリーマンショックで揺れたアメリカ まさにそこに焦点を当てた今回の「ウォール・ストリート」。 試写の前日に「リーマンショック最後の4日間」というドキュメンタリーを たまたま観ていたせいもあってか、 映画はそれと同じような状況を物語として落とし込んだといった感じ。 それにしてもマイケル・ダグラスの貫禄はすごい。 善玉なのか悪玉なのか読めない。 そしてシャイア・ラブーフはそれに引くことなく対等な演技を見せる。 ただし、いまだに学生色が抜けきらないのは やはりトランスフォーマーのイメージが強すぎるからかもしれない。 旧作「ウォール街」 を観ていないから比較はできないが 監督のオリバー・ストーンは現代的な手法で この映画を見事に面白く描けたと思う。 しいて文句を言うとすれば 若干だけ全体の尺が長いと感じたことと よく言えばスマート、悪く言えばトゲがない映画というくらいで これ以上の文句は個人の好みの範囲という認識でどうでしょう。 俺はまあ面白く観させてもらいました。 ただし時代のせいかもしれないけど 昨今の映画で歴史に残る名作があるのかなぁと考えると やはりそれに足るような映画というのはなかなかない。 面白い、感動した、というのはもちろんたくさんあるけど 俺が最も重要視している観点は 映画史の歴史に名を残すような作品かどうか。 来年こそは名作に出会えますように。 帰り道、電話をしていたら目の前におすぎさんを発見。 同じ試写にいたのかな。
【映画評】Space Battleship ヤマト
先日「Space Battleship ヤマト」を観てきた。 それにしてもこのタイトル言いずらいし、書きずらい。 映画館でも「世界向けなのかね?」とか 「宇宙戦艦ヤマトでいいじゃん」というような会話がちらほら聞こえた。 まあひとつ言うなら「宇宙戦艦」のままで良かったということだね。 巷では今回の完成度に賛否両論な意見がでているそうだけど、 日本の少ない制作費で作れるSF映画は限度があるなかで言うならば この映画はよく出来た方だと思う。 結構多くの映画ファンも「思ったよりも良かった」という人は多い。 「デビルマン」や「ドラゴンボール」のような大失敗作とは雲泥の差だ。 もちろん脚本が全然良くない、なんてのは言うまでもない。 そんなところにケチつける人間がこの映画を観るんじゃねぇと言いたい。 こういう映画はねぇ、脚本に関しては見て見ぬふりをして評価せい! 主人公、古代進役のキムタクに関して言うと 古代進のキャラクターを演じるどころか いつものキムタクそのままが役についたという感じだけど 俺はそれはそれで良かったと思っている。 今の日本の役者を見回してみて アニメの主人公を真似て演じることができるかといったら無理。 だからこそキムタクはキムタクのままで良いのだ。 「あしたのジョー」はNewsの山ピ、彼も素のままで演じるだろうし、 「GANTZ」のニノに関しては、彼だってどの映画を観ても全部ニノだ。 これでいいのだ。 とはいえ、 この映画を「まあ良かった」止まりにさせている要因もたくさんある。 宇宙空間での戦艦のバトルシーンはなかなか迫力があって良い反面、 艦内の作りこみが今一歩。 映画全体のクオリティを評価する上で、 メカニカルな部分の作りこみがSF映画の良し悪しを左右するから そここそ本気でこだわって(やはり予算の問題か?)もらいたいところ。 また、キャスティングに関してもちょっと微妙。 自然体の演技(もはや素?)のキムタクに対し ちょっと古くさいオーバーな演技の緒方直人が目立つ。 全役者が自分自身の演技を自由にやってしまったという感じ。 そこは物語に観客を引き込ませる意味でも統一してもらいたい。 物語に関してはあえて言いたくないが 物語の流れている時間だけはもっと作ってほしい。 時間軸がとても短いような映画に見えてならないから。 … 続きを読む
【映画評】「ゴースト もういちど抱きしめたい」
「ゴースト もういちど抱きしめたい」試写行ってきました。 松嶋菜々子、ソン・スンホン主演ですよ〜。 もちろんあの名作「ゴースト ニューヨークの幻」のリメイク。 一言で言うと、意外と良かった。 オリジナルが名作なだけにどうなるかな〜と思っていたけど、 松嶋ちゃんは相変わらずなので置いておいて ソン・スンホン、さすが韓流は映画をシリアスにしてくれる。 言葉数少ないにもかかわらず愛を表現できるパワーはどこにある。 オリジナルでウーピー・ゴールドバーグが演じた霊媒師役を 今作では樹木希林が演じた。 これがまた見事な演技でねw クスクス笑い必至です。 でもやっぱりソン・スンホン! 俺は韓流スターの中でも昔から彼が一番だと思っていたので かなりひいき目でみているとはいっても、 やっぱりこの映画に一滴の異国映画感は落としている。 日本人俳優でここまで澄んだ演技をできる人はいないでしょう。 男性諸君、この映画を観て 大切な人を一生守ると今すぐ誓いましょう。 俺は試写後、すぐに嫁に電話をかけ第一声でこう言いました。 アイシテマス、アナタヲマモリマス 俺のことを知っている人ならわかると思うけど、 冗談じゃないから怖い自分w
【映画評】ヒックとドラゴン
ドリームワークスの作るアニメーションは ディズニーなど他のスタジオよりも壮快度が高いと俺は思う。 映画「ヒックとドラゴン」に関してもしかり。 主人公ヒックになつくドラゴン「トゥース(USではToothless」が これまた愛くるしくてたまらない。 よく考えてみるとドラゴンに乗るというシチュエーションは あの世界的大ヒットを記録した「アバター」に似ている。 どちらも3D上映で新たな映画の可能性を追求しているわけだけど 俄然、こちらの「ヒックとドラゴン」の方が迫力がある。 やはり3DはCGアニメーションで最大限の力を発揮するのだと思う。 「リロ&スティッチ」の監督が作ったということらしいが よく見てみるとドラゴン「トゥース」の仕草や顔の造形は 確かにスティッチに似ているような気がしないでもない。 この監督は人間が心をくすぐられる動きがなんなのかを 十分に理解しているんだと思う。やられたよ。 この映画は断然3Dで観ることをお勧めしたい、んだけど 劇場公開は残念ながらもうあと数日で終わりのようだ。 これだけのクオリティだと3Dの未来は明るい。 いくら家で3Dのテレビが普及したとしても 映画館の大スクリーンから飛び出す立体映像には叶わない。 アメリカが3D映画に希望を見出しているのはわからんでもない。 さて、次は「バイオハザード4」を3D上映で観る予定。 実写3Dは「アバター」に続いて2度目だけど さらなる進化があるのか期待しよう。
【お仕事】往年のアクション映画カルトクイズ
なかなかどころか相当に難しい 80,90年代アクション映画カルトクイズ。 スタローン主演の映画「エクスペンダブルズ」のコンテンツ本日アップ。 何度も言うけど「エクスペンダブルズ」は アクション映画が好きな人は十分に楽しめる映画。 ふざけたB級映画みたいに思われがちだけど全くそんなことなし。 スタローン完全復活と胸を張って言える作品だ。 自分自身、完全にスタローン熱が過熱しているわけだけど それは抜きにしてこのカルトクイズは是非挑戦してほしい。 あまりの難しさに度肝をぬかせ! エクスペンダブルズ入隊試験 さきほどアップされたばかりなのにすでにプレイした人は200名を超える。 (このブログを書き終える頃には300名を超えているだろう) しかも未だ合格者は1人というからいかに難問であるかが伺える。 俺もアクション映画好きとして1問だけ用意させていただきました。 まあどれとは言わないけど、 作品を見ないと推測だけでは答えられない難問だ。 クイズをプレイしながらも 80,90年代の雰囲気を感じてもらいたいから 「ロッキー」と「オーバー・ザ・トップ」を(どちらもスタローン主演) 足して2で割ったようなオリジナルBGMを用意した。 このエクスペンダブルズのコンテンツ制作のために 昔のアクション映画のサントラを聴きまくったけど あまりにかっこよすぎるサウンドに鳥肌が立つ。 昔の男たちが憧れた「かっこよさ」が全て詰まっている。 時代はくり返されるというけれど この80,90年代のマッチョで骨太な時代が またそろそろ到来してもいいんじゃないか? ナヨナヨした時代は終わりだ!
【映画評】NECK ネック
映画「NECK」どんな内容かもわからず 全く期待しないで観に行ったんだけど、 意外や意外、俺は嫌いじゃなかったねぇ。 相武紗季が輝きを増していましたねぇ、 平岡祐太のあの三枚目キャラも嫌いじゃないねぇ。 溝端君はどの映画をみても溝端君。 でもねぇ、この映画、、、怖いって。 ホラー映画じゃないんだけど、怖いって。。 その怖さの演出ってのもね、どろどろしてなくて良い。 かわいいのか、怖いのか、不思議な映画でした〜。 隣のカップルは笑いながら 「久々にB級映画観た〜」とか言ってたけど B級映画の中にも観る価値があるものとないものがある。 俺の感想としては、「観ても損はしない」です。 まあ平岡君が良かったな、俺的にはw 余談ですが、新宿バルト9初めて行ったけど いいロビーの作りだね。
【映画評】エクスペンダブルズ
エクスペンダボーーーーー! 試写行ってきました。 つい先日全米公開され堂々の第1位! 豪華すぎるほどのキャスト陣なだけに当然の結果といえる。 日本で馴染みのあるキャストをあげると シルベスタースタローン、ジェイソン・ステイサム 、ジェット・リー ドルフ・ラングレン、ミッキー・ローク、ブルース・ウィリス、シュワちゃん。 そしてさらにアメリカで絶大な人気をほこるスポーツ選手達が数名 スティーブ・オースティン、テリー・クルーズ、ランディ・クートゥア これだけのキャストを揃えてアメリカ人が観に行かないわけがない。 でもこういう映画がうけるのはアメリカだけであって日本では、、、 と思っていたんだけれどもそんなこたぁない! 観る前の予想していた映画の出来を1とするならば、 見終わった後の完成度の高さと満足度は10くらいある。 ともかく、カッコいい!気持ちいい! スタローンばりばり現役!ステイサムめちゃめちゃかっこいい! 他のキャストもそれぞれに味がでてる! 全くもってB級感を裏切ってくれた痛快アクションだった。 スタローンの経験値といえるのかもしれないが 男がかっこいいと感じるツボ的なシーン、仕草が随所にある。 久々にこれぞアクション映画だという火薬の量! 肉と肉とのぶつかり合いのスタローン、 ナイフと銃でスタイリッシュに相手を殺るステイサム、 そこにスピーディーなカンフーアクションのリーが見事にマッチ。 語りたいことは結構たくさんある映画。 だって80年代を凌駕したこれだけのキャストですから! 「ロッキー4」でのスタローンの宿敵ドルフ・ラングレンも忘れてはいけない。 この映画でも深い意味合いをもって出演しているのがなんとも憎い! 10月公開、男なら絶対オススメ。面白いよ! 映画「エクスペンダブルズ」公式サイトはこちら