今朝、スティーブ・ジョブズの訃報というメールを見て飛び起きた。
MacBookの電源を入れ、
Yahoo!トピックスの見出しを読んだ瞬間、グワッと心が動揺した。
とうとうこの日がきてしまった、思っていたよりも早すぎるよ、、、
ジョブズが亡くなったら多分俺は泣くね、と半分冗談で言っていたが
冗談じゃなく涙がこぼれてきた。
人は会ったこともない人間の為に泣けるものなんだな。
ジョブズの存在がいかに俺の中で大きかったかということだ。
過去にも俺はAppleへの愛を綴っているかもしれないけど
今日は自分とAppleが初めて出会ったときのことを書き残しておきたい。

初めての出会いは中学1年生の頃。
コンピューターにそこまで興味はなかったが
なんとなしにコンピューター研究会
略してコン研の見学に行った。
まだNECや富士通が全盛の時代、
そこには当時人気だった富士通のFM TOWNSが並べられていた。
まだWindowsが流行る前の時代、
パソコンおたく達がBASICでプログラミングしながらワイワイやっていた。
この光景を見て俺はコン研に入るのを辞めた。
ここは違うなと思った。
しかし、コン研自体には興味がわかなかったものの
パソコンというもの自体はなぜか自分も欲しくなってしまったのだ。
お金はないくせにパソコンが欲しくて仕方なかった。
そうこうしているうちにある日、
週末の折り込みチラシにすごく魅力的なマシンを見つけた。
実はそれこそが初めてのAppleとの出会い、
Apple Macintosh Performa275なのである。
画面と本体を一体化したマシンは当時流行りはじめてきたところで
その中でも275はPerformaシリーズの末弟、
名機であるColor Classic2をそのまま利用したモデルだ。
IBMやNECのマシンはゴツゴツしていて機械という感じだったけど
こいつは本当に可愛かった。
親に懇願し、数週間の説得を経てなんとか買ってもらえた。
貧乏一家に初めてパソコンがやってきたのだ。
この出会いが始まりでそれ以来20年経った今でも
Apple製品にはお世話になっている。
なんて素晴らしいことなんだろう。
こんなにも1メーカーの製品を
しかも形までをも変え使い続けることなんて他にあるだろうか?
iPhoneからAppleを好きになった人たちも
もしもっと昔に世間の流れに流される前にApple製品に出会っていれば
皆同じ感情を抱いていたことは間違いない。
なぜならAppleはライバルさえもが認めるほどに優れた商品を
昔も今も作り続けているからだ。
マカーとかアップル信者とかさんざんにコケにされてきたけど、
常に俺の中ではAppleに対する自信があった。
良いものは良い、悪いものは悪い、判断材料はそれだけ。
今ではそういうふうにバカにしてきた人達をも魅了し
世界を変えてしまうほど巨大な存在になったことを誇りに思う。
そのAppleを強烈なパワーで引っ張ってきたのがジョブズだ。
美談ばかりではなく、ドロドロとした過去も多い。
人として優れているとは言わないが
時代を切り拓く先導者として彼以上に優れた人物はいないだろう。
彼は優しいとはかなり無縁の男だ。
むしろ厳しすぎて有名なほどだ。
それなのにこれだけの魅力があるのはなぜだろう。
その答えは今の俺にはまだわからない。
ただ一つ言えるのは、
彼には強い信念があったということだ。
どんな技術や経験を持っていても信念には敵わない。
今ここで俺が「世界を動かす会社を作る」といったら
ほとんどの人が笑うだろう、はいはい頑張ってねと。
ジョブズもスタートはこんなだったはず、
いや、むしろ当時はヒッピー姿の汚い学生だったわけだから
今の俺以上に周りからは笑われたり
頭がおかしいんじゃないかと絶対に思われていたはずだ。
でもどうだろう、これが現実だ。
歴史の偉人を俺たちはたくさん知っている。
未来の子供達にとってはその中にジョブズも含まれているだろう。
彼は歴史を変えて未来を現実にもたらした。
何十年に一度、こういう歴史を変える人物が登場する。
もちろん自分達の若い世代の中からもそのような人物が登場するだろう。
もしかしたらそれは自分かもしれないと1ミリでも思ったなら
その人物はそうなる可能性があるといえる。
でもせっかくならその可能性を100%にしないか?
1ミリだけとは言わずに己を信じて己にかけてみることは
この上なくかっこいいことなんだ。
信念はそういう思い込みを繰り返すことで強くなる。
ジョブズの生き方を見ていると強烈なものを感じる。
彼が体現して見せたのはこういうことなんじゃなかろうか。
人間は最後には必ず死を迎える。
死が遠い先のことすぎて時間は無限だと思っていないか?
そこに気づいた時がスタートだ。
ジョブズからは多大なるやる気と勇気をもらった。
あとは自分がやる番だ。
ありがとうジョブズ、
未来は俺たちの手でより良くする!